山間の小さな町に引っ越してきて早3か月。
移住前から聞いてはいましたが、本当に驚くほどカメムシが出ます。
その数、最低でも20匹。
気が付けばカメムシが家のあちこちにくっついています(´;ω;`)ウゥゥ
こちらの町の人はカメムシに慣れっこ。
ピン!と素手ではじいてしまう強者ばかりですが、私には到底無理です。
ブーンと飛んだら絶叫しながら逃げ回ってしまいます。
それでも、9月後半から11月まで毎日毎日カメムシと格闘してきた結果、どのグッズが効果があり、どのグッズは使えないか、どうやったら臭いが出て、どうやったら臭いが出ないかなど、自分なりに経験値が蓄積されてきましたので、こちらにまとめたいと思います。
おすすめのカメムシ殺虫剤は?
カメムシ専用の殺虫剤はいくつかありますが、一体どれを選んだらいいのか?とお悩みの方必見!
実際に試して効果のあったもの・なかったものをまとめます。
我が家のカメムシに一番効いたのは「カメムシエアゾール」
殺虫剤は刺激で臭いが出てしまうのでは?と不安だったのですが、これが意外!
カメムシエアゾールはシュッとするとポロっッと落ちて死んでしまいます。
一日数匹しか出ない環境であればこのカメムシエアゾールはかなりおすすめです。
カメムシエアゾールのデメリット
こちら、1本千円以上します(涙)。
殺虫剤の中では高額な方だと思うんです。
しかも、最大4mも噴射するので、遠くからカメムシを倒すことができる分、殺虫剤の消費も激しいです。
1日20回以上使っていたら3日も持ちません。
また、無垢の木や砂壁などは油が付いたように変色してしまいます。
場所を選んで使用する必要があること、お値段高めである点はカメムシエアゾールのデメリットだと思います。
カメムシコロリは本当にコロリです
価格は900円台とカメムシ専用の殺虫剤の中では比較的お手頃価格です。
しかもよく効きます。
大型のものは1度の噴射ではなかなかコロリといきませんが、緑色のクサカメムシやマルカメムシには効果絶大です。
臭いを出す暇もないほど、瞬殺できることが多いです。
ただ、近所で売ってないので「すぐ買い」ができないのがネック。
いつも最安のAmazonか楽天で購入しています。
カメムシ防除剤は大体駆除できるけど・・・
近所のコメリにこれがたくさん置いていた、というのもあり、我が家ではずっとこの「カメムシ防除剤」をメインで使っていました。
この商品はどちらかというと、忌避剤と罠として優秀。
窓枠や網戸に向かって噴射しておくと、うっかり止まったカメムシは死んでいたりします。
なんとかサッシを潜り抜けても窓辺でぽとっと落ちて死んでいたり、毒が回ったのかほとんど動かなくなっているので、駆除も楽になります。
ただし、100%ではありません。
カメムシ防除剤の網の目をくぐり抜け、家屋に浸入するカメムシはいます。
殺虫剤としても使えるようですが、確実に、そして速攻で死ぬかと言えばそうでもなかったです。
直接噴射をしても、コロリとはいかずに歩き出すものもいましたし、羽を震わせて薬剤を落とそうと試みるカメムシもいました。
駆除率は50%ほど。
元気のいいのはなかなか死にません(´・ω・`)しかも臭いを出すというオマケつき。
また、こちらも千円以上の高額商品。
さらにパワフル噴射につき、連続使用の場合45秒くらいで無くなります。
やみくもに使うとお財布に大打撃です。
カメムシキンチョールはリーズナブルではありますが
上記二つの殺虫剤と比べるとややリーズナブルなのが「カメムシキンチョール」です。
ただし、こちらは効きがイマイチ。
小さい「マルカメムシ」になら比較的よく効きますが、大きな茶色いカメムシにはほとんどと言っていいほど効きません。
20秒ほど噴射してもまだ生きています。
コスパを考えるとあまりおすすめできません。
我が家では1本だけ試しましたがその後リピしませんでした。
忌避剤としてもイマイチでした。
むしろカメムシの止まり木になっていた「カメムシいや~よ」
こちらは窓などにぶら下げておくタイプの忌避剤です。
正直ほとんどといっていいほど効果がありませんでした。
むしろ、これを止まり木にしているカメムシがいるくらいです(涙)
ぶら下げてる姿もなんだかイマイチだし、効果もないので全然おすすめできません。
手作りハッカスプレーも忌避効果はイマイチでした
ハッカ油と無水エタノール、水を混ぜて作るカメムシ撃退スプレーも作ってみました。
網戸に吹きかけておいたものの、カメムシは平気な様子で網戸の上を闊歩していました。
直接吹きかけると、今度はカメムシ臭を発射。
死なないし、刺激するしで全然おすすめできません。
コスパも駆除性も◎!やっぱり地元の方が愛用するだけある優秀アイテム
3か月前の私は、「こんなの絶対使えない!」と思っていました。
でも、今はコレなしでは生活できないほどこのグッズを愛用しています。
それがこちら↓
ペットボトルで作った「カメムシ捕獲器」なんです(別名、カメムシキャッチャーとも)。
作り方は簡単↓
500mlのペットボトルの上側をカットして逆さまにしてペットボトルの下側に差し込むだけ。フチをテープで固定するとより安定します。
こんなんじゃ天井についたカメムシしか捕獲できないじゃん!と思っていたのですが、実はそうでもなかったです。
まず、壁についたカメムシの背後に迫ります。
そして、お尻の下にそっとこのペットボトルをスタンバイ。
これだけだとカメムシは落ちません。
なので、このような厚紙をカメムシの目の前にゆっくりと差し入れるように動かします。
↑こんなの
すると、ポロンとカメムシはペットボトルの中に落ちるという寸法です。
【画像で説明】
こちらはかなりイージーモードです。
そーっとそーっと近づいて・・・
ゆっくりと厚紙で追いつめていきます。
急いでしまうと、カメムシがビビッて臭いのを出すのであくまでのそっとです。
入りました。
後はすばやく蓋をするだけです。
ね、簡単でしょ?
ちなみに、カメムシは目の前に現れた厚紙にビビり、逃げるために自らポロリと壁から離れます。
なので、紙で壁から引きはがす、というよりは自然に落下するのを待つ、という感覚です。
カメムシは落下中に羽を広げて飛びます。
言い換えれば、Uの字を描くようにしか飛びたてません。
いきなり壁から自分に飛び掛かってくる、ということはできませんのでこの方法が最も安全でかつ正確にカメムシを駆除できるんです。
慣れれば簡単!床に落ちたカメムシの駆除方法
床に落ちているカメムシ。
一体どうやって駆除したらいいのでしょうか?
うっかりほうきで掃いたりなんかしたら、あの悪臭をお見舞いされてしまいます。
掃除機もNGです。
こんな時も慌てず騒がずカメムシ捕獲器と厚紙2枚で臭いを発することなく駆除できます。
【画像で説明】
カメムシを畳の上に発見。
厚紙を両手に持って、そーっとそーっと近づけていきます。
カメムシはそーっと近づければそんなに焦って逃げようとしません。
とにかくゆっくり、お尻側と頭側から挟み撃ちにしましょう。
ここまで来ても焦ってはいけません。
頭側はもう動かさず、お尻を厚紙でそっと押してあげます。
カメムシが厚紙に乗っかったらチャンスです・・・!
厚紙をさっとカメムシ捕獲器の上にひっくり返してのせます。
不安になっていないカメムシはポロッと落ちてしまいます。
たまに足が引っかかってしまうことがありますが、慌てず紙の上をトントンとすると落ちます。
後は壁のカメムシを採取した後のように素早く蓋をすればOKです。
カメムシ捕獲器は四角いペットボトルが◎
丸いペットボトルは壁にくっつけるときに接地する部分が少なく、うっかり落としてしまう可能性があります。
カメムシ捕獲器に使用するペットボトルは壁への設置面積が広くなる「四角い」ペットボトルを選択することをおすすめします。
ペットボトルの中には中性洗剤がおすすめ
とはいえ、空っぽのペットボトルの場合、いくら蓋をしても長い間生き続けることができます。
ペットボトルの中とはいえ、ぶんぶん飛び回る大量のカメムシなんて見たくありません。
ということで、カメムシを殺すための何かをペットボトルに入れておく必要があるのですが、灯油・漂白剤・殺虫剤・酢など色々ためした結果、最も効果的だったのは中性洗剤でした。
薄めた方がカメムシが沈みやすいかな、と思ったのですが、薄めるとカメムシ臭が出やすいです。
原液のままにしておくと中性洗剤が臭いを包み込み、あのいやな臭いが全然もれません。
厚手の手袋をすると強気になれます
個人的には厚手の軍手をすると、けっこう近くまで寄ることができるようになります(笑)
なぜかマスクをするとより強気になれます。
ぜひお試しください。
カメムシを徹底的に家から追い出す方法
カメムシがどうして家の中に入って来るようになるのか知っていますか?
カメムシは越冬するための暖かいねぐらを探しているのです。
そのため、カメムシが室内に入り込んでくる時期は秋です。外が寒くなってくる10月頃から家の中に侵入してきます。このカメムシは屋根裏や長押の中などにそっと身を潜めて春を待ちます。
でも真冬でもカメムシに遭遇することもあります。これはストーブの熱を春の暖かさと勘違いしてうっかり目覚めたカメムシが這い出してくるためです。
真冬と春に家の中でカメムシに出会わないようにするためには秋の時点で徹底的にカメムシを室内に入れない、または入ってきたものを追い出す必要があります。
しかし!
一旦屋根裏や天井裏、長押などの中に入りこんだカメムシを個人の力で駆除するのは大変すぎます。
ということで我が家では毎年秋の終わりに虫駆除もしてくれるハウスクリーニングに依頼をして徹底的にカメムシを追い出しています。
ハウスクリーニングは高額というイメージがありますが、7,000円で家の内側と外側から防虫対策をしてくれる上、雨どいの掃除までしてくれるメーカーさんもあるので使わない手はないなと思っています。
秋の終わりにハウスクリーニングと防虫対策をすると、真冬と春には驚くほどカメムシと遭遇しません。普段掃除できない場所もキレイになるし、一石二鳥ですね。