ここからは田舎暮らしも無事に最初の3ヵ月を終えたという方に向けてまとめていきます。また主に空き家を持ち家にした方におすすめの記事となっています。
田舎暮らしも3ヵ月を過ぎると次第に生活が安定してきたのではないでしょうか?
そんな中で少しずつ「もう少しここをこうしたい」という希望が出始める頃でもありますね。
そんな田舎暮らしも3ヵ月目以降の方におすすめの記事をまとめました。
空き家だった家をリフォームしてみる
移住前にある程度は業者さんにリフォームを依頼していたという方も多いと思いますが、まだ気になるところが残っているという方はそろそろ「自分でできるリフォーム」をしてみてもいいかと思います。
素人でも難しくなくできるリフォームは以下の通り。
- 壁紙貼り(砂壁・綿壁剥がし)
- 漆喰・ペンキなどの壁塗り
- 床板の重ね張り
- 腰壁貼り
- 動物・虫の通り道を塞ぐ
障子紙の交換や網戸の張替えはリフォームというよりはメンテナンスに近いので今回は省きました。
ざっとあげるとこれくらいですが、田舎においてはどれもやっておきたいものです。
壁紙を貼る
古い家って砂壁や綿壁(繊維壁)であることが多いです。そのままでも趣があっていいのですが、古くなったその壁にはたくさんの埃やカビなどがついて不衛生になっていることも。
新しい時には調湿作用のある綿壁もメンテナンスしていなければハウスダストやダニの死骸、カビの温床です!
お手入れのされていない砂壁や綿壁は一度剥がして壁紙を貼ってしまうとその後のメンテナンスがしやすくなります。
古い砂壁や綿壁ってちょっと触れただけでポロポロと落ちるんですよね。掃除してもすぐにまたポロポロ・・・。我が家は赤ちゃんが壁を使って伝い歩きするのですぐに貼り替えました。
壁紙の張替えなんてどうやるの?って思いますよね。しかもすっごく大変そうと。
それが意外と簡単でした。
砂壁も綿壁も基本は霧吹きでたっぷり濡らしておけばスクレイパーで簡単にはがすことができます。
あと出てきた壁に壁紙を貼るだけです。
ちなみに、砂壁・綿壁をいちいち剥がすのが面倒という場合には、固めてしまうシーラー(砂壁おさえとも)なるものがありますのでそちらを使ってしまうと楽だと思います。
ただし、漆喰を塗る前であればやはり剥がしてしまった方がいいかも。白い漆喰に砂壁の色が染みだして失敗するというケースもあるようです。
関連記事綿壁(繊維壁)をキレイに剥がす!コツさえ知ればヘラと霧吹きだけで簡単♪
壁紙は糊つきが楽
壁紙は糊なしの方が安いのですが、自分で糊をつける手間がでてきます。大きな壁紙を広げて糊をつける作業は思ったよりも大変です。
個人的にはすでに糊がぬってあるタイプの壁紙がおすすめ。(壁紙の裏に糊が塗ってあってフィルムが張り付けてある)
なるべく早めに使いきるのがいいですが、半年以上放置しても切り口から30cmより先はきっちりついていました。
おすすめのショップは「かべがみ道場」と「壁紙屋本舗」
どちらも楽天なんですが、壁紙の種類が豊富。それでいてお値段控えめ。
ということで、私はいつもこの2つのショップを利用しています。
壁紙屋本舗
とにかくおしゃれ。
部屋の雰囲気も含めて提案してくれるので、イメージがつかみやすいです。
かべがみ道場
カラーで選べるのが嬉しいかべがみ道場。
同じ青でも手触りや機能、微妙な色の違いのものまで多種に揃っています。
どちらのお店も「スターターセット」があります。好きな壁紙と壁紙を貼るのに必要な道具が一式セットになった便利なヤツです。一つ一つ道具を揃える手間もないし、コスパもいいので最初はこれをおすすめします。
床張り
古い空き家だと、床がフカフカしてしまっている場所、ありませんか?
これは床が腐っている可能性大。床を支える根太まで腐っているのであれば基礎からやり直した方が安全ですが、床だけが傷んでいるのであれば、傷んだ床板の上にさらに床板を重ねる方法がおすすめです。
補強にもなるし、見た目にもキレイになるまさに一石二鳥!
床張りは素人には無理と思われがちですが、実はきちんとセットになった床板を購入するのならそこまで難しくありません。
とはいえ広範囲だと心が折れる可能性大。私達は縁側だけなど狭い範囲は自分たちでやって、リビングなど広いスペースは工務店の方にお願いしました。
関連記事 縁側のある家で田舎暮らし楽しむ!DIYで簡単縁側リフォーム!
床板はホームセンターで買うんですか?とよく聞かれます。今でこそ軽トラを一台所有していますが(10万円の中古)、当時は軽トラなど持ってなかったのでもっぱらネットで探して買っていました。
おすすめは楽天の梅江製材所さん。
無垢の羽目板やフローリング、腰壁などが激安なのにしっかりしています。上で縁側に敷いた無垢の杉板も梅江製材所さんで購入。送料無料なのも嬉しいです。
害虫・害獣駆除
住む場所によっては本当に悩まされるのがこの害虫・害獣対策です。古い家屋であればあるほど隙間が多いために小動物や虫が入りこみやすく、そのまま住み着いてしまうこともあります。
害虫は気持ち悪いだけではなく、ムカデのように刺す恐れのあるものも。害獣の糞尿は不衛生だし家を汚す原因になります。なるべく早い段階でこれらの対策を打っておくことをおすすめします。
我が家の場合は、ねずみ、いたち、ヘビ、コウモリ、カメムシ、ムカデ、カマドウマ、クモ、その他得たいの知れない虫の数々が入りこみました。
屋根裏には主に動物、室内に虫って感じです。
人が住むようになると自然と出ていくものもありますが、基本的には対策をしないと「一つ屋根の下」に暮らす可能性大です。
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私達夫婦はなるべくお金をかけずに対策をしようとしてほぼ自分たちで駆除系を行いましたが、ハチや毒蛇(マムシ・ヤマカカシなど)が入りこむ場合もあり、そのような時には専門業者さんに依頼する方が安全です。
有名どころだとダスキンさんも害虫・害獣駆除をしています。
イエコマさんであれば、害虫・害獣だけではなく、家全体のメンテナンスについて相談できるのが魅力です。
地元の業者さんに頼むのもいいかもしれません。
我が家の場合は地元の業者さんにあまりいい思い出がないので全国区の業者さんにお願いするようにしています。
薪ストーブを焚く
田舎暮らしと言えば、薪ストーブで暖房費を大幅カット!を目指す方も少なくないのでは?
オシャレだし、暖かそうだし、オマケに暖房費ゼロに出来るチャンスと思って我が家でも導入しました。
関連記事 【田舎暮らし】薪ストーブの薪は「タダで調達」が基本です
しかし、現実は・・・驚くほど初期費用・メンテナンス費用が掛かります。
我が家に設置した薪ストーブは70万円もしたんですよ!ありえん!怒
すまん・・・どうしても欲しかったんだ・・・。
ついでに薪を集める労力は大変なもの。
初年度は薪を集める量が足りなくて、結局購入したものの、薪は灯油に比べてかなり割高です。
しかも薪を集めればいいってものではありません。集めた薪は最低でも1年は乾かさないといけないんです。
一冬分の薪を乾燥させる場所も確保できなくてはいけない。
薪ストーブは忙しくない人にしかおすすめできません。
子育て中はきびしいと思います。
まぁ・・・炎を見ながらほっこりお酒でも飲む時間は好きでしたけどね。2人目が生まれたのでお酒も飲めないですしね、、アハハ。
また、薪ストーブに絡む問題としてご近所への煙問題もあります。
薪ストーブは火をつけ始めた時にけっこう煙が出ますし、うっかり湿った木を燃やしてしまった時にもかなりもくもくと煙が出ます。
関連記事 憧れの薪ストーブ!でも煙って臭い?量は?苦情は来ない?
これでご近所トラブルになることも多いようなので薪ストーブ導入前には細心の注意を払いましょう。
除雪する
雪が降るなら除雪もきちんと考えなくてはいけません。
積雪が30cmを超えると雪かきが重労働に変わります。そして雪が降るとホームセンターからは一気に雪かき道具が消えます。
あらかじめ平均積雪量を把握しておいて、早めに道具を用意しておくといいですね。
ちなみに、屋根の雪下ろしが必要なくらい雪が降るようなら除雪機を購入するのも検討した方がいいです。毎日のことだし、雪かきをサボってしまうと雪の重みで窓ガラスが割れたり、出入りできなくなることもあります。
関連記事 【簡単・500円以下】便利♪自作の屋根の雪下ろし機の作り方・使い方
雪の降る地域に移住したのなら雪対策はしっかりと!
雪で不幸になると一気に元の場所に帰りたくなりますよ(笑)
田舎暮らしは悩みも楽しみ方もいろいろ
田舎暮らしは住む場所によって楽しみ方も抱える問題も色々です。全てにおいて全く問題なしという田舎暮らしはまずないと思います。初めての住まいと環境で様々な問題を抱え、失敗もあるかもしれません。
焦らず一つ一つを乗り越えながら田舎暮らしを楽しんでください。私達も田舎暮らしも8年目に突入しましたがまだまだです。
今後もこのサイトに田舎暮らしに役立ちそうなノウハウをどんどん追加していく予定です。当サイトを「田舎暮らしの友」として(笑)ぜひ一緒に楽しんでいきましょう!