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田舎暮らしは賃貸?持ち家?後悔しない「住まい」の決め方とは?

田舎暮らしは賃貸?持ち家?後悔しない「住まい」の決め方とは? 家を決めよう

田舎暮らしを考えた時、一番最初に「家」どうするかを考える人が多いですよね。

でも、実は田舎暮らしの準備として家を考えるのは移住先と移住後の仕事がぼんやりでも形になってからの方がいいです。

物件ありきで移住先を決めてしまうと、環境に納得できなかったり、自治体の移住支援制度が残念だったり、仕事が見つからなかったりと後悔してしまいがち。

かめ
かめ

気に入った田舎を見つける→仕事をどうするか決める→家!の順番で決めていくことをおすすめします。

「いきなり家を考えていました」という方は田舎暮らしの計画の立て方!効率よく田舎移住を進めていく手順とは?を読んで田舎暮らしの設計図を作っていきましょうね。

田舎での住まいの決め方は5パターン

※田舎が実家というのはここに含まれません。
移住をして田舎暮らしをするにおいて、住まいの選び方は5パターンあります。それぞれにメリットデメリットがあるので、まとめていきますね。(家=アパート・マンション・一軒家)

不動産会社経由で家を借りる

不動産会社で家を借りる
不動産会社に登録してある物件から家を選んで入居する方法です。

【メリット】
  • 賃貸なので退去しやすい
  • 不動産会社が仲介に入っているのでトラブルが起きにくい
  • 物件が比較的便利な場所にあることが多い
【デメリット】
  • 毎月家賃が発生する
  • 田舎でも不動産経由はやや賃料が高め
  • 超田舎には物件がない(選択できない)

コスパが高くなりやすいのが最大のデメリットと言えそうです。また賃貸物件は一軒家の登録件数が少ないため、アパートやマンションといった集合住宅を希望する方には向いています。

かめ
かめ

田舎といっても不便過ぎない「ほどほど田舎」に物件が集中しています。

町営住宅・若者向け住宅に入居する

団地・町営住宅に入居する
地方によっては若者の流出を防ぐため、20~40代などが優先的に入居できる若者向け住宅を用意しているところもあります。

【メリット】
  • 賃料が安い
  • 一戸建てや団地など様々である
【デメリット】
  • 年齢制限がある(ことがある)
  • 収入によって入居できないこともある

町営住宅や若者向け住宅の入居となれば、月々の家賃は発生するものの、月に1~3万円など驚くほど賃料が安く抑えられるのが魅力です。

ただし、若者向け住宅の場合には入居に年齢制限があり、またある一定の年齢に達すると退去させられる規約があるところがほとんどです。(町営住宅は違います)

ずっと住み続けられないという部分がネックになりますね。

空き家バンクで家を買う

空き家バンクで探す
各自治体が運営する空き家バンクに登録してある物件を紹介してもらい、気にいったら購入するという方法。

【メリット】
  • 安い
  • 持ち家になるのでリフォームを自由にできる
【デメリット】
  • 古い物件が多い
  • 持ち家なので簡単に引っ越せない
  • リフォームや改修が必要になる(リフォーム費用が発生する)
  • 理想通りの物件は少ない
かめ
かめ

私達が今住んでいるのはこのパターンで入手した物件です。

関連記事【体験談】自治体の空き家バンクで物件購入からリフォームの流れ

よく「0円物件」と言われるのがこの空き家バンクを利用して購入する物件のことが多いです。古い家を自治体に登録し、購入希望者が現れれば交渉して売買するのが空き家バンクを利用した購入方法になります。

空き家バンクに登録されている物件は年単位で放置された家が多いです。だからこそ安い。
関連記事【激安物件】「晴れの国」岡山県の本格古民家を月額1万円で!

家がキレイなうちは持ち主は空き家バンクに登録せず、不動産経由で売買したり、賃貸にすることが多く、どうしても買い手がつかなくなり、自分たちでも持て余してしまった家を最終手段として空き家バンクに登録するケースが多いのです。

かめ
かめ

家を解体するのにも数百万円かかります。だったら誰かに「タダでもいいから引き取ってほしい」という人も多いんだそう。

古い家のリフォームの場合、助成金を出してくれる自治体もあるのでリフォームありきで空き家バンクの物件を格安購入するのはいいと思います。

不動産会社経由で家を買う

不動産会社で家を買う
新築か中古の物件を不動産経由で購入するパターン。新築だと建売が多いと思います。

【メリット】
  • 都心での購入に比べると安い
  • 持ち家なのでリフォームは自由にできる
  • 比較的キレイな物件が多い
【デメリット】
  • 地方都市のベッドタウンに集中しがち
  • 持ち家なので簡単に引っ越せない
  • 価格が高い
  • 田舎暮らし感が低くなることも/li>

田舎で家を不動産会社経由で購入するメリットは、比較的キレイな家を都会に比べると低価格で購入できるということ。例え中古物件だとしてもすでにリフォームされている物件が多いため、入居すぐからリフォームが必要になる心配もありません。

ただ、不動産会社経由で家を購入しようと探してみると比較的地方都市のベッドタウンに集中しがち。田舎暮らしというよりは「安く家を購入できる」というだけになる可能性もあります。

家を建てる

家を建てる
いわゆる注文住宅ですね。

【メリット】
  • 好きな場所に住める
  • 自分の希望通りの住まいになる
【デメリット】
  • 価格が高い
  • 持ち家なので簡単に引っ越せない

知らない土地にいきなり家を建てるのはある意味「賭け」になるかも。家を建てるとなると土地代は安く抑えられても、田舎でも都会でも数千万円はかかります。

かめ
かめ

しばらく住んでみてその場所が一生住みたい場所だと思ったら家を建てるという選択肢もあるかなと感じています。

移住を2回繰り返して思う住まいの決め方はこれ

どっぷり田舎に住みたい→空き家を購入してリフォーム
地方都市近郊がいい→賃貸

個人的にはこの2つがおすすめです。

【どっぷり田舎】空き家の探し方とチェックポイント

空き家の探し方
住みたい自治体が決まったら、その自治体に空き家があるかどうかを調べます。JOINの空き家検索を使ってもいいですが、ほとんど物件は見つからないと思った方がいいです。

移住を推進している自治体であっても実はどんな移住者なのかは会っておきたいと思っているのが本音。そのため、物件をむやみにネットに掲載せずに問い合わせがあった方に紹介するという形式をとってるところも多いです。

かめ
かめ

「○○市」という規模であれば空き家バンクに情報がけっこう流れています。「町村」の物件はあまり表に出てきません。

空き家があるようなら、必ず現地に物件を見学に行きましょう。
絶対に画像だけを見て入居を決めないでください。

かめ
かめ

掲載画像は数年前のものということもけっこうあります。空き家になると家はどんどん傷みが進み現状はネットで見た写真と全然違うということはよくあります(経験済み)

空き家を見学した時に見るポイントは?

空き家のチェックポイント
以下は必ずチェックしておきましょう。

家の中のチェック項目

家についてのチェックのポイントはどの程度のリフォームが必要になるかという点。空き家バンクに登録してある物件で、リフォームなしでいきなり住めるほどキレイなものはほとんどありません。

空き家バンクの物件はリフォームありきで考えましょう。

  • 床が腐っているところは?またその箇所
  • 断熱材は使ってる?
  • 天井のシミの範囲・箇所
  • 家の傾き、ゆがみの程度(サッシに隙間がないか、襖は動くか)
  • 動物のフンが落ちていないか
  • 白アリの痕跡の有無
  • 水洗トイレorボットントイレ
  • 水道は市町村営か井戸水か

家の中では最低限上記の箇所は必須項目です。床が腐っている、フカフカする場合には床だけが腐っているのか、根太がダメージを受けているのか調べる必要があります。

根太までダメージを受けている場合には大掛かりな床の張替えだけでなく、基礎からの大がかりなリフォームが必要になる場合もあります。

また寒い地域でも古い家だと全く断熱材が使われていない場合もあります。この場合も必要に応じてリフォームが必要になることも。

かめ
かめ

安曇野の家がこれでした・・・。

真冬は家の中の水という水が凍るんですよぉ・・・。

天井のシミは雨漏りまたは、動物が入りこんで糞尿をしているケースが多いです。

また室内に動物のフンが落ちている場合にはどこかから野生動物が入りこんでいる可能性があります。これらの場合には害獣対策をリフォームに加える必要があるので、必ずチェックしてください。

かめ
かめ

動物による被害は家具をかじられる、汚物で汚れる、巣を作るだけではなく、動物についたダニやノミなどに刺されるといったものもあるんです。

また家の傾きも古い家ではよく見られます。1度以上傾くと違和感を覚え、2~3度になると健康被害に及ぶこともあります。

家の傾きはウレタン工法やジャッキ法である程度は修復できますが、立地条件によっては難しい場合もあります。

【お手軽傾きチェック方法】
ペットボトルに水を入れ、水平な場所で水が入っているラインを油性ペンで記載しておきます。これを持参して床に置いた時に、ラインに対して傾きがあるようなら歪みがあると判断できますよ。
かめ
かめ
水平器をわざわざ買わなくてもOK!

白アリチェックも必ずしましょう。見るべきポイントは台所の床下、または洗面所の床下です。柱や根太がボロボロになっている場合は白アリが蟻道を作っている可能性があります。

またカビが生えているような壁があれば、コンコンと叩いてみてください。中が空洞になったような音がするのであれば白アリにやられている可能性があります。

かめ
かめ

白アリ被害が大きい場合には耐震性が低下していることもあるためおすすめできません。

ここまでチェックしてみて、リフォームで住めそうだと思ったら水回りのチェックも忘れずに。場所によっては水洗トイレではなく、簡易水洗またはボットントイレという家も少なくありません。

また、消毒された安全な水が飲めるかどうかも大切。井戸水や地下水を引いている物件も多いため、市町村営の水道かどうかは必ず確認しましょう。

ちなみに、上水道、下水道ともに整備されていない場合には工事が必要になります。
そしてこの工事がけっこう高額。自治体によっては上下水道の工事に助成金を交付してくれるところもあるので必要がありそうなら確認しておくことをおすすめします。

かめ
かめ

空き家バンクに登録している物件を見学に行く際には基本的に役所の担当者が同行することが多いです。初回チェックは上記の点で確認し、もし気に入った物件があれば次回は工務店の方や白アリ業者さんも一緒に来てもらうといいですよ。

家周囲のチェック項目

家周囲の環境のチェックポイント
家の中と同様に家の周りもチェックしましょう。

  • 駐車スペースは?
  • 危険箇所の確認
  • ご近所さんとの距離は?
  • 買い物・通勤・通学の利便性
  • 動物・虫は出ない?
  • 庭はどの程度手入れが必要か
  • 被災するとしたら何か

多くの田舎が車生活になります。そのため駐車スペースがあるかどうかは必ずチェックしましょう。また危険な場所がないかも見ておきます。
お子さんがいる場合、川が近くにないか用水路に落ちないようガードしてあるかどうかなど。

田舎でのんびり暮らしたいなら、ご近所さんとの距離感も大切。田舎の中には町屋の用に家と家が繋がったような場所もあります。古い町屋作りは見た目には趣があっていいのですが、実際に住んでみると家の中の騒音が隣に丸聞こえということも。

かめ
かめ

子育て世代は必ずチェックしてくださいね。

そして最寄りのスーパーやコンビニ、郵便局や病院がどこにあるかも忘れず調べておきます。実際に足を運んでみると距離感がつかみやすいです。行ってみて「これ毎日はきっつ・・・」と思うならその物件はちょっと考えた方がいいですね。

山近・川近は虫や動物が出る可能性大。これについては同行した担当者さんに聞いてみることをおすすめします。

年単位で放置された家は草も木も伸び放題。このお手入れが苦になるほどではないか今一度自問自答してください。

かめ
かめ

我が家の場合、家の前に池があって・・・これを埋めるのにもんのすごい消耗しました。土砂を運び入れるって大変なんですよね。

そして最後は、被災するとしたら?を考えておくことも大切です。海近なら津波が心配ですね。津波が来たらどこに逃げるかなど、ハザードマップで確認しましょう。

さらに山がすぐ後ろにあるような場所は大雨による土砂災害が心配です。これらの被害が想定しにくい環境が理想ですが、どうしても住みたい場所であれば、何かあった際にどうするかを考えておくようにしましょう。

自治会活動もチェックしておこう

住みたい家が見つかったらその地域の自治会活動がどの程度なのかを把握しておくことをおすすめします。
田舎によっては「ものすごく自治会活動が活発」な場所も存在します。

例えば毎年秋に集落での祭りを行うとある町では、祭り前の2週間は毎晩(平日も)お酒を飲みながら祭りの準備を深夜まで行うそうです。

私の住む集落でも自警団への加入は必須。
毎月1日と15日は必ず30分~1時間程度は自警団の活動に参加しなくてはいけません。

イベントが好きな場所では、祭り、バーベキュー、グランドゴルフ、町民運動会、芋煮会など様々なイベントが毎月のように行われほぼ強制参加させられるところも存在します。

中立的な立場に(いると思われる)移住推進を担当している方に自治会活動の内容については一度は触れておきたいところです。

かめ
かめ

移住前に自治会長さんと話しをするチャンスがあればぜひ自治会活動の内容を聞いておきましょう。

【地方都市近郊】賃貸の探し方

地方都市での住居の探し方
地方都市近郊で、ある程度利便性の高い田舎を探すのであれば、最初から家を買う・建てるのではなく賃貸からはじめてみるのがおすすめ。

どうしても合わなかった時に退去という選択肢を残しておけるからです。

賃貸の探し方のコツは「とにかくたくさんの物件をみておくこと」です。これに尽きます。大手の不動産会社だけではなく、地元の不動産でも情報収集すると思わぬ好条件の物件を見つけられることも。

かめ
かめ

安曇野移住の際には一戸建て・畑付きで5万円という物件を発見。一足お先に決まった方がいたので入居できなかったという苦い思い出があります。(その後に見つけた家も気に入ったけどね!)

移住前に登録しておきたい不動産サイトはコレ

家探しはタイミングが大事です。
好条件な物件を逃さないためにも、こまめに物件情報をチェックしておくことがおすすめ。

とりあえず抑えておきたい地方に強い不動産サイトをチェックすることで、どんな住宅が多いかチェックすることをおすすめします。

地方に強い不動産サイトにキャッシュバック賃貸があります。

ここで入居が決まると必ず「お祝い金」がもらえるのが嬉しいです。物件数も業界最大級。地方物件が数多く探せるのでかなりおすすめなサイトです。

他にも地方に強い不動産サイトはあります。
地域に特化した不動産サイトなら、Googleの検索に『〇〇(←地域名) 賃貸』と検索するとその地域に強い不動産サイトが表示されることが多いので、チェックしてみましょう。

かめ
かめ

賃貸での探し方のコツはとにかく数を見るという一点のみ。それ以外は通常の住居探しとほぼ変わりません。

家探しから田舎暮らしは始まっている

田舎暮らしの家探しを楽しもう
田舎暮らしの準備として、地域を決める→仕事を決める→そして家を決めるという流れで決めていくことをおすすめしました。

この準備の中で最もわくわくするのが家探しではないでしょうか?一日の多くの時間を過ごす家だからこそ中途半端に決めることなく、じっくりと自分や家族の希望と照らし合わせてみてください。

お子さんを作る予定、ペットを飼う予定だけでも家探しは変わってくるはずです。
薪ストーブを設置したいと思えば、町中住まいよりご近所さんとの距離がある方が苦情を言われる心配がなくなります。

かめ
かめ

自分の中の優先順位を大切にしながらじっくりと家探しと向き合ってみてくださいね。

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