日本家屋と言えば縁側ではないでしょうか。
おばあちゃんと猫がのんびり日向ぼっこのイメージや、
夏の夜に子供たちが花火をしながらスイカを食べる―。
そんな和のイメージが縁側にはあります。
この度私達が激安で購入した築50年越えの我が家にも縁側的な場所が存在します。
しかし。
なにせ、見た目がイマイチなんです↓
板ではなく、塩化ビニールの木目調シートを張り付けた縁側は年月が経ったことで、シートの角が剥がれてしまっています。
剥がれてない場所も、湿気かなんかで歪み歩くと足に引っかかるようになっていました。
う~ん、せっかくの縁側。
もっと快適にしたい。
ということで、色々と考えた結果お金をできるだけかけずに、しかもなるべく簡単にDIYすることにしました!
フローリングの強度を高める重ね張り工法
素人な私達は縁側をリフォームしたいと思った時、まず最初に頭に浮かんだのが「床材の張り替え」でした。
一旦全ての床材を剥がして、新しい床材を張る―。
想像しただけでかなり大がかりです。
ということで、色々調べた結果、既存の床の上に重ねて床を張るという「重ね張り工法」がよいとのこと。
床を支える根太などの基礎部分が腐ったような場合にはこの重ね張り工法は適用外。
でも、床を変えたい、というシンプルな希望であればこの重ね張り工法が適しているようです。
さらに、床の耐久性も強くなるというのだからなおいいですよね。
杉板を張ることにしました
どんな床にしようかと悩みましたが、結局杉板を張ることに。
杉板はリビングにも使用しており、無垢の優しい肌触りがとても気に入っていました。
デメリットとしては杉板は「とにかく柔らかい」です。
トミカのミニカーを落としただけで床がへこみます(涙)
我が家にはわんこがいるため、ちょっと走ったりするともう傷が・・・。
最初はかなり神経質になっていましたが、「傷も思い出」と思うようになってからは過剰に気にしなくなりました。
ちなみに杉板の新しい傷は水をたっぷり含ませたティッシュペーパーを傷部分にパックして半日ほどおけばほぼ元通りになります。
水を吸って膨らむんでしょうねぇ。
杉板は楽天で激安なものを購入。
DIYファンにはおなじみの「梅江製材所」さん。
こちらで、杉板フローリング12枚入り5,400円を4セット購入。
◎参考
無垢杉フローリング 節あり 11×130×1985 12枚入り(楽天・梅江製材所)
で届いたのがこちら↓
(息子の脱ぎ捨てた靴下が・・・失礼しました)
キレイです( *´艸`)
羽目板タイプなので、オスメスをはめ込んでいくだけで
キレイなフローリングに仕上がります↓
早速並べてみました↓
だいぶ、雰囲気が変わります。
でも、お気づきだと思うのですがただ並べて終了、とはいきません。
杉板の最後はカットが必要です。
さらに、並べていくだけだとズレが生じるんです。
ちゃんと釘打ちするのならいいのかもしれませんが、どうやら色々と工夫しなければならない点があるようです。
工夫1 板の長さをバラバラにしていく
同じ長さの板を置いただけだと、板A群と板B群の間に隙間ができやすいのです。
そのため板の長さを変えて、板A群と板B群ができないように工夫しました。
工夫2 階段下をどうするか
縁側には中二階なる場所に続く階段があります。
なんとなく簡易~なイメージの階段なのに、とても持ち上がるものではありません。
色々考えた結果、階段前でフローリングをストップすることに↓
もう少し何とかしたいなぁ~と思いながら現状はこれで放置です。
工夫3 最後の板を細くカット
縁側にきちんとはまるように、最後にはめ込む板は縦にカット。
板を横断するように横に切るのは比較的簡単なのですが、縦は「割れる」恐怖との闘いでした。
工夫4 柱のはめ込み
コの字カット。
簡単かと思いきや意外と難しいんです。
ジグソーと呼ばれる電動のこぎりでカットしたのですが、直角にうまくカットできず。
斜めに刃を入れたり・・・
一部マイナスドライバーをノミ代わりにして削ってみたり・・・
カッターを持ち出したりたりしながら悪戦苦闘。
この部分のカットだけで1時間以上かかりました(汗)不器用・・・
でも、頑張ったおかげでなんとか柱にピッタリ(?)はめ込めました!
丸2日かけて、なんとか縁側のリフォーム終了!
杉の香のする気持ちのよいお気に入りの場所ができました。
すっかり気に入った私は、自分のデスクをここに置いて仕事スペースに。
(余談ですが我が家は自営業。家で仕事をしています)
日差しがたっぷり入る縁側。
杉の香りで癒され、移ろう景色を眺めながらお仕事できるなんて最高です。
おいしいコーヒーを入れて、古民家カフェ気分を満喫。
いいことも面倒なこともある田舎暮らしですが
古い家のリフォームはけっこう楽しいです♡
みなさんもぜひ縁側ライフをエンジョイしませんか??