田舎暮らしで古い木造家屋に住んでいると、決して珍しくない出来事。
それが屋根裏に蛇が住む、ということだと思います。
早朝だけ動く音。それは蛇かも
青大将って早朝に動き出すみたいです。
我が家も朝4時とか5時とか、まだ薄暗い時間帯にエサを探して動き出します。
その音がズズズズ・・・ズズズズ・・・ならば青大将かもしれません。
そもそもなぜ屋根裏に住みつくのか
ネズミなどの小動物が家に住み着いている場合、それを狙って入り込むようです。
青大将は長さは簡単に2mを超えるほど大きくなりますが、隙間自体は2㎝もあれば十分入り込むそうで、古い日本家屋なんかはいくらでも蛇が入り込める隙間があると言います。
さらに青大将は3Dの動きが得意。
柱を伝って高いところにスルスルと登っていきます。
入り口が1階にあろうが2階にあろうが、関係なく獲物に向かって縦横無尽にはい回ります。
我が家に入り込んだ青大将。
2階のいつも同じ場所でのんびりしています↓
入り込んだのが青大将だと分かった後の対応は?
よほどの蛇嫌いでなければ、基本的には追い出さないのが正解らしいんです。
ええ?!って思いますよね。
ですが、蛇が捕食するネズミは寄生虫やダニをまき散らします。
さらに糞や尿などの排泄物で家を汚し、場合によっては家具、食料品などをかじってボロボロにしてしまう害獣です。
それに対して蛇の方も確かに糞や尿をしますが、ネズミのそれとは比べものにならないほど少量です。
また、家具や人間の食べ物を食べることもありません。
あくまでも屋根裏に住む害獣をに食べてくれるのです。
このようなことから、昔は蛇が屋根裏に住みつくと「幸運」だと言われていたようです。
私自身も「蛇と一つ屋根の下なんて・・・」となんとも落ち着かない日々を過ごしましたが、青大将が住み着いてから1ヵ月。
ネズミホイホイにネズミが1匹も引っかからなくなりました。
さらに、イタチなどの小動物も入り込まなくなり、朝の「ズズズズ・・・」を除いてずいぶん家の中が静かになりました。
今までどれだけの動物が出入りしていたのだろうと不安になるほど、蛇の効果は大きかったです。
夏中屋根裏に住みついていた蛇。どうなった?
ネズミがいなくなったど同時に蛇の「ズズズズ・・・」も消えてしまいました。
屋根裏を何度か覗いてみましたが、蛇の姿は確認できません。
どうやらエサが無くなると、青大将は自然と家を離れてしまうようなんです。
今はどこでどうしているのやら・・・。
1ヵ月も同居していたので、少し淋しさを感じてしまう別れとなりました。
屋根裏に住み着いた青大将(蛇)のまとめ
青大将は臆病な生き物です。
大きな音が出るような人の住む場所にはほとんど入り込まないと言います。
(たまに玄関やリビングで寝てたという話も聞きますが汗)
また、青大将は毒を持っていません。
しかし寄生虫やダニはネズミほどではないものの、体に寄生していますので、素手で触るのはおすすめできません。
小さな赤ちゃんがいる、小さな動物を飼っている(ハムスターなど)等、蛇と同居で危険を感じるようなことがなければ様子をみているのも一つの方法だと思います。
どうしても嫌だ!というのであれば、煙を嫌うそうなので屋根裏で蚊取り線香を焚いたり、たばこの吸い殻(ヤニを嫌う)を置いてもいいかもしれません。
まずは、青大将がいることでのメリットも踏まえた上でどうするか考えることをおすすめします。