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移住先を適当に選んだ結果苦労したことって何?

長野県安曇野市での田舎暮らし

以前もこのサイトに書いたのですが、私達夫婦は案外と適当に移住先を決めました。

住めば都と言いますが、正直田舎であればいい、景観がキレイならいい、など漠然とした気持ちで移住先を選んだが故に苦労したこともあります。

ここでは、「移住先を適当に選んだらこんな苦労がありました」という部分をまとめていきたいと思います。

何でここに来たの?の質問に閉口

なぜここに来たのという質問を受ける(移住)

東京・神奈川・千葉・埼玉以外であれば、ほとんどの地域で引っ越してきた人にこの質問がされると思います。

「なぜこの土地に住むことになったのか?」
田舎になればなるほど、この質問はほぼ100%の確率で受けると思っていた方がいいでしょう。

「夫の転勤で・・・」とか「父の実家がこちらで・・・」とかなんらか明確な理由があれば「ふーん」とすんなり受け入れてもらえると思います。
しかし、縁も所縁もない場所に引っ越してきた私達は、この質問に本当に消耗しました。
下手なことを言えば、この土地を中傷してしまう事になりかねません。

なので「田舎暮らしがしたくて」は封印です。
自分の住む場所を「田舎」呼ばわりされて嬉しくない場合もあるでしょう。

「なんとなく」ではその後の会話が続きません。
「なんとなく」で住む場所を選んでしまうほど考えない人間なのかという印象を与えるだけです。(←実際そうなのですが・・・)

ここで何が大切かと言えばこの土地を愛して止まないという熱意です。
この熱意は地元の方に歓迎されます。

「そうかそうか、そんなにこの土地を思ってくれているのか」という気持ちは私達の受け入れにも大きく左右します。
で、この熱意を伝えるためにはその土地について知らなければならないのです。

なぜこの土地に引っ越してきたのか。
これは移住前・・・というか移住先を決定する中で明確にしておく必要があります。

役場でも不動産会社でも、地元の人と連絡を取った時点で必ず聞かれると思います。

地域の慣わしが分からない

地域の慣わしを知っておく

これは役場や、もしいるのであればその自治体の「移住コーディネーター」などに確認しておくといいでしょう。

移住してからでも遅くないですが、引越しの際にも「こういった慣わしがある」という場所もあります。

香川県さぬき市周辺では引越しした際にご近所に蕎麦ではなくうどんを配るというのがあります。
沖縄の一部地域では、引越し当日は泡盛持参で酒盛りをするのが慣習という場所も。

このように慣習を知らないで引っ越して大失敗!というケースを防ぐためにも、移住前にその地域の慣習をある程度下調べしておく事が重要です。

ちなみに長野県安曇野市に引っ越してきた時、お隣の方から「隣組」という地域制度について教えてもらいましたが、理解に時間がかかりました。
「隣組」と聞けば、自分達の住む「隣の組」だと思ってしまった私達は、お隣さんが話す「隣組ではこんな事をしているんだよ」というのをまさか自分達がするんだとは思わず「へぇ~隣組の人達は活発に地域活動されているんですねぇ」と人事で聞いていました。

結果、隣組の行事への参加が遅れ、勘違いを謝罪するということがありました。

隣組はとなりの組ではなく、自分達のことだったんです。
ピンと来なかったんですよね~あの時は。

意外とおろそかになりがちな地域情報

移住先の気候を知る

夏と冬の気温、災害の有無、冬の凍結対策が必要かどうかなど。

秋や春などいい気候の時に訪れただけだと分からない厳しい部分もきちんと知っておく必要があると思います。

我が家がある場所は真冬になると氷点下10度を下回る日もあります。
そして、築30年を過ぎたこの家は、断熱材が使用されていません。

真冬は家の中のものも凍るんです。
うっかり出しっぱなしにしたお味噌汁の残りが凍っているなんてザラです。

トイレや洗濯機のホースの中が凍結して使えなくなることもしばしば。
うっかり豪雪地帯を選んでいたらと思うとぞっとします。

真夏や真冬はどんな環境になるのか一度は調べておくと、実際に住んでから慌てずに済むと思います。

治安について

移住先の治安について調べておく

田舎は治安がいいというのは思い込みです。
そりゃ、都心に比べれば人が少ない分、事件の発生数は少ないと思います。

しかし、田舎にもそれなりに犯罪は存在しています。
私が住む安曇野でも最近「殺人事件」がありました。
ひき逃げの看板も度々目にします。
我が家から歩いて5分ほどの地方銀行に強盗が押し入ったこともあります。

放火、窃盗、下着ドロなどその種類も様々です。

どんな場所にも犯罪は存在します。
しかしその頻度や種類などは一度チェックしておくといいでしょう。

ネットで、「自治体名 犯罪」と入れればいくつかの犯罪を確認することができると思います。

子育て環境について

子育て環境について知っておく

田舎でのんびり子育てをしたいと思う方も多いですよね。
それはそれでいいのですが、意外にも田舎にだって待機児童は居たりします。

私達は夫婦二人で移住し、その2年後に子供を授かりました。
今は2歳となって保育園に通っていますが、初年度とは違う保育園に行くように言われました。

安曇野市では保育園に通っている子もそうじゃない子も毎年ゼロベースで審査があります。
結果、我が家は第一希望に落ち、第二希望の保育園へと転園させられることになりました。

この時、市役所からの説明として「希望を出しても結局どこの保育園にも入れなかった子もいます。なんとかご理解ください」と言われました。
待機児童が出ているということです。

田舎でも子育てが100%快適というわけではありません。
100%快適な子育てを望むのであれば、移住先を決める時点でそこを重視して選ぶ必要があります。

移住先を適当に選んで苦労したこと・まとめ

適当に移住先を選んで苦労したこと
こんな風に書いてしまうと移住自体を後悔しているのか?と思われてしまいそうですが、そうではありません。
移住から5年経った今でも、この土地に移り住んで本当によかったと思っています。

ただ・・・日本は広いです。
もっとしっかりと探せば、もっと理想に近い場所を選べたかもしれないと思ったりします。

まぁ、そんなこんなで新たな移住もまた考えている今日この頃。
根無し草のような生活、と思われるかもしれませんが、自営業の我が家は一つの土地に縛られる理由がないと思っています。

いつか子供のために、「実家」となる場所は形成しなくてはならないとも思っていますが、それまでは自由に住む場所を選んでいたいと思います。

たった一度しかない人生。
理想の環境を求めて住まいを変えるのは決して悪いことではないと思います。

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