薪ストーブ―。
田舎暮らしをする方にとっては「憧れのアイテム」と思う方も多いのではないでしょうか?
そんな憧れの薪ストーブを我が家もとうとう購入しましたっ!
じゃん!
種類はダッチウエストのエンライト。
薪ストーブの定番とも言えるこちらを選んだのは、そのデザイン性が気にいったのはもちろんですが、
それ以上にとにかく情報が多いんです。
火のつけ方、温度の調整方法、おすすめのストーブ料理に至るまでネットに情報がたくさんあるのがこのダッチウエストのエンライトでした。
さらに、お家のリフォームでお世話になった工務店さんの事務所にも同じストーブがありました。
薪ストーブビギナーの私達にとって頼りになる先輩がたくさんいるのはとてもありがたかったです( *´艸`)
価格は?
ストーブ自体の価格は40万円でした。
私達から見たらかなりの高額です。
(ストーブ会社さんによっては数%の値引きがあるようです。)
それでも、購入したのは夫の強い希望・・・と、薪ストーブの設置に町からの助成が出ることが背中を押してくれました。
ちなみに煙突はストーブと同じくらいの価格でした。
選ぶストーブによっては煙突の方が高いってことも多々あるようです。
煙突は室内は一重、屋外に出る部分は二重にしました。
二重煙突にすると、煙が急激に冷やされないので煙突の中に煤がつきにくいんだそう。
メンテナンスを考えるとやっぱり二重煙突の方がおすすめだと教えていただき、そのようにしました。
(リーズナブルな一重煙突は月イチくらいで煙突内の掃除が必要になる場合もあるとのことでした)
薪ストーブを始める一番のネック!煙ってどれくらい出るの?
薪ストーブは暖かいし、燃やす量によっては家全体を温めてくれるスグレモノ。
でも、気になるのはやはり「煙」のこと。
薪ストーブを入れたことでご近所さんとトラブルを起こすケースは決して少なくないと聞きます。
その原因となるのが「煙」とその臭い。
薪ストーブって一体どれくらいの煙が出るのでしょうか?
一番煙が出るのは燃やしはじめ!
冷え切ったストーブの中で、冷たい木に火をつけたばっかりの時には白い煙が出ます。
いわば温度が不足しているために木が燻されたような状態となっているためです。
しかし、順調にストーブ炉内の温度が上がり、熾火がたくさんできた状態になれば、その後薪を追加しても煙は多く出ません。
(薪はきちんと乾燥しているものを選んだ場合)
ストーブ炉内での燃焼温度がしっかり高ければ煙は無色透明で臭いもほとんどありません。
どういう時に煙がモクモク出てしまうの?
上記した部分も含めまとめると
2.薪が湿っていて燃焼温度が下がる
3.薪を過剰に入れることで炉内の温度が急激に下がってしまう
これら3つの点に注意できれば煙突からの煙は決して多くはありません。
我が家では普段の煙の量はこれくらいです↓
臭いについてもストーブの温度が200度を超えたくらいからはほとんどと言っていほど臭いはありません。
ただし、薪ストーブの炉内の温度が200度に達するまでは30分以上かかります。
(バーナーや着火剤を使えば時短できますが)
その間は比較的煙が出やすい状態。
ご近所さんへの迷惑を考えるのであれば、このタイミングを早朝にするなどの配慮が必要かもしれません。
最も嫌がられるのは「洗濯物への臭いの付着」
薪ストーブをめぐるご近所トラブルで最も多いのが、薪ストーブの臭いつくから洗濯物を外に干せなくなった、という苦情。
確かに今までおひさまの下で気持ちよく洗濯物を干していたのに、ある日を境に急に洗濯物が煙臭くなってしまったら憂鬱です。
ちなみに薪ストーブの煙の臭いは木を燻した時に出る臭いです。
特別臭いワケではないと思いますが、服や髪につくとなかなか落ちないしつこい臭いではあります。
気持ちよく薪ストーブを使うためにはご近所さんとのトラブルは避けて通りたいところですよね。
実践!薪ストーブでご近所トラブルを避ける方法
薪ストーブを使い始めて約1ヶ月。
そんな私達が実践している薪ストーブの使い方をまとめたいと思います。
朝5時に薪ストーブに火を入れる
この辺の方はとっても早起き。
しかし、冬になって日の出が遅いこの時期になると朝5時から外に洗濯物を干す方はいません。
なので、一番煙が出る着火のタイミングを朝5時にしています。
ガスバーナーの着火で失敗なし!
燃えやすい鉋屑に焚き付け用の薄い木をセットし、後はガスバーナーで一気に燃焼させます。
これにより温度が低いことによる不完全燃焼が最小限になり、素早く炉内の温度を上げることができます。
日中は火を絶やさない
我が家は自営業。
常に家で仕事をしています。
そのため、薪ストーブをつけた日には一日中家にいるのが普通です。
火を絶やすということは炉内の温度が下がり、煙が出やすい状況を作ってしまいます。
再び着火となるとますます煙が出てしまいます。
薪の水分管理はデジタルで
薪に慣れた方なら手触りなどで含まれる水分量がおおよそわかるかもしれませんが、私達のようなビギナーには薪にどれだけの水分が含まれているかは触っただけではさっぱりわかりません。
上記しましたが、薪が湿っていると燃焼温度が下がり煙が出てしまいます。
そのため、薪は乾燥していることが必須。
適切な水分量は15~18%とのこと。
私達はそれを水分計で計るようにしています。
風向きを気にする
どんなに注意していても薪をくべてすぐなどはやはり煙が出てしまいます。
吹き下ろすような風向きの時には思い切って薪ストーブ止める日もあります。
そこまで気を配ってまでも薪ストーブを使う必要はあるのか?
何とも言えませんが、山の中の一軒家でもない限り好き勝手に薪ストーブを使うのは難しいもの。
ご近所さんに迷惑を掛けず、上手に薪ストーブと付き合えたらそれが一番だと思います。
薪ストーブビギナーの私達は目下訓練中。
どうやったら最適な燃焼が実現するのかは使ってみないとわかりません。
薪ストーブに手慣れた方のブログを読むと、煙はほとんど出させない様子。
その方達が実践している方法を上手に自分達のやり方に落とし込むことで私達も煙を気にしなくなるのかもしれません。
薪ストーブを検討している方はぜひ「煙との付き合い方」を考えてみてください。
それをクリアできれば、薪ストーブライフはきっと楽しいものになると思います♪
そして、個人的にはそれだけの苦労をしても薪ストーブは楽しむ価値があるものだと感じています( *´艸`)