田舎暮らしを始めたら、仕事はやっぱり農業を選択するしかないなぁ・・・って思っている方が多いような気がします。
農業をやりたいと思って田舎に移住するならまだしも、
農業をやりたいわけじゃないのに、田舎=農業しかないって発想だと、せっかくの田舎暮らしも辛くなってしまうかもしれません。
たしかに田舎で農業をやりたいという方へ、自治体から助成が出ることも多いです。
あまった土地を有効活用したかったり、農家の後継ぎが欲しかったりとその理由も様々。
こうなると農業をやりたいという方の方が田舎に住んだ時のメリットは大きい印象ですよね。
でも、農業以外の就職でも助成が出るところはたくさんあります。
起業をしたら経費最大1,000万円補助
新潟県長岡市では、将来の事業成長が見込める起業家に対して、補助対象経費の3分の2、最大で1,000万円まで助成してくれます。
起業内容に縛りはありません。
何か新しいことを始めたいと思う方にはもってこいの政策です。
新潟県に限らず、他の自治体でも起業家向けの助成を用意しているところは多いです。
チャレンジショップを運営で補助金
全国の多くの自治体で取り組んでいるのがこの「チャレンジショップ」の経営で補助金がもらえるというもの。
チャレンジショップとは、空き店舗対策の一環、地域活性の一環として始められたもので、その地元に根ざしたショップを開業し、経営する場合に自治体から補助金が出ます。
また、店舗を無料で提供してもらえたり、販売ルートを自治体が一部確保してくれるなどのサポートも。
地元就職で支援金
開業・起業ばかりが得をするわけではありません。
その地元に就職するだけで、支援金をもらえる自治体も多くあります。
場合によっては地元でしか使えない「ポイント制」を導入しているところも多いです。
これも地元活性の一環ですが、せっかく入った支援金も、地元で使うことができなければ意味がありません。
移住先での就職による支援を望む場合には、どのような形式で支援金がもらえるかは一度確認しておいた方がいいのかもしれません。
地域おこし協力隊という選択肢も
最初から無職になって移住するのは不安・・・という場合には「地域おこし協力隊」に加入するというのも一つの手段です。
地域を活性化するための活動を行うのが前提の「地域おこし協力隊」ですが、3年間という期間限定ですがお給料が発生します。
月収は16万6千円と決まっていますが、自治体によっては20万円ほどまで上乗せしているところもあります。
地域に密着した活動ができることで、地元の方と触れ合う機会も多いです。
新しい土地に住むのに不安があるといった場合には地域おこし協力隊に立候補するのもいいと思います。
◎詳しくはこちら↓
暮らしのこれからを変える
地域おこし協力隊員募集中
可能性は無限大
パソコン片手に高知県の限界集落に移住し、そこでビジネスを展開している方もいます。
それがイケハヤさんこと「イケダハヤトさん」です。
おすすめ記事→「東京を捨てて高知に移住して、丸一年。今感じていることをまとめてみた」
ブログ発信による収益(その他色々ありますが)を得て、田舎に居ながら事業展開を行っています。
田舎に住みながらどんなビジネスができるのかをその目で確認してみたいと思われる方はぜひ一度イケハヤさんのブログを読んでみると面白いと思います。
「炎上王子」という異名を持つイケハヤさんだけに、好き嫌いが別れるところかもしれませんが。
田舎の仕事≠農業のまとめ
確かにどの自治体も就農への支援、手厚いですね~。
でも、だからといってやりたくない仕事をやる必要はないと思います。
自分は田舎暮らしでどんな仕事がしたいのか、まずはビジョンを持ちましょう。
このまま引き続きサラリーマンがいい。
でも、土日は休みでがいい。
都会をドロップアウトしたついでにサラリーマンもドロップアウトしたい。
これをきっかけに漫画家になる!
小説家になる!
ブロガーになる!
とかとか。
田舎は固定費が大きく削減できる可能性が大きいです。
固定費とは家賃とか、駐車場代とかですね。
その分、稼ぐ金額も少なくていいんです。
(※ただし、健康保険料は田舎の方が高くなる傾向があるので注意)
それか、固定費が少ない分、仕事に投資してこれまでよりも大きく稼ぐ!というのもアリですね。
田舎は思った以上にたくさんの可能性を秘めています。
何度もいいますが、ただ田舎にいけばどうにかなる、というわけではありません。
田舎に行ったらどうしようか?というビジョンをまずは持ってください。
その方が実際に田舎暮らしをした際に何倍も充実したものになると思います。