ご本人様に売買の意思確認ができない!
今回、購入予定の物件。
実は登記している本人さんとはまだ一度もお会いしたことも、電話で話したことすらありません。
現在は遠方に住んでいるというのもありますが、大病をされて現在療養中。
さらには認知症であるという情報も。
さらにさらに、その方はご結婚をされておらず、介護をされているのは「内縁の奥様」と伺いました。
その内縁の奥様は物件の売買に賛同し「いいですよ」と言ってくださっています。
また、実質的に管理を任されているのはその「内縁の奥様」の親戚にあたる方。
こちらの方々も物件売買には賛同してくださっています。
ただ、肝心のご本人様の意志が確認できていません。
認知症ということになると、物件売買にあたり「青年後継人」なる方を立てていく必要があるかもしれないね~ということを先日、司法書士さんから伺ってきました。
こういう複雑な形になると早くても購入まで2~3ヵ月かかるとのこと。
また、費用も余分に発生します。
代理人との間の売買となると、司法書士さんは登記の際、間に入るのはリスクなんだそうで、安易に受けることができないと説明されました。
これってかなり大きな問題です。
物件自体を購入できない可能性が出てきたということですから。
まずはこの問題をクリアしなくては話が進まないということですね。
同時進行で水の問題も勃発
そう言いながらも、実はカフェ経営に向かって実は保健所に相談しに行ったりしています。
気になっているのは「水の問題」。
実は、その物件がある場所には水道が通っていません。
なので、水は全て「地下水」なんです。
飲めばおいしいし、台風通過後でも全然濁らない水なのですが保健所に相談したところ、
消毒は必須とのこと。
要は塩素を必ず添加してくださいね、というお話でした。
この水が食品衛生法26項目の水質検査をたとえクリアできたとしても、塩素添加は必須とのこと。
これを聞いて、がっかりしました。
私達だって、そもそも地下水をそのままコーヒーを入れるための水にしようとは思っていません。
安全性を確実なものにするために考えていた方法、それがオゾンを使った滅菌水です。
次亜塩素酸を添加する必要がないのがメリットです。
塩素を添加した場合、蛇口近くでは今後は塩素を抜くための浄水器の設置が必要になります。
それでも80%しか塩素を抜くことはできないそうなんです。
ここはとても水がきれいな場所です。
この物件より上の土地には人が住んでおらず、天然の湧き水で滝ができるほど、水が豊かな場所です。
この水の美味しさ、冷たさ、まろやかさは、はっとするほどのもの。
この水に次亜塩素酸を添加してしまうなんてもったいないんです。
オゾン水は他地域のレストランなどでは導入が許可されているところもあるようなのですが、私達の住むこの地では前例がないらしく、保健所が詳細を調べ可否を伝えるとのこと。
今はその結果待ちです。
山奥でカフェを開くって、想像以上に色んな部分に気を使いますね。
このほかにも、野生動物対策、虫対策、集客方法など、考えなくてはならないことが山積みです。
先は長い道のりですが、頑張りたいと思います。