田舎に住むと決めたものの、年金が入る年齢に達していなければ、仕事をしないと生活が苦しくなってしまいますよね。とはいえ、せっかく田舎に住んだのにすぐに仕事をするのもなぁ・・・と思う方も多いのでは?
その反面、移住先に仕事がなかったらどうしよう・・・と思うこともありますよね。特に年齢が高ければ高いほど、再就職の壁は高いと考えてしまいます。
ここでは移住先で慌てないためにいつ・どのように仕事を探すのがいいかをご紹介します。
これは一旦仕事を辞めて、移住先で再就職をする30~50代の方に向けた記事です。自営業の予定や定年後の方、今の仕事を続ける方にとっては参考になりませんのでスルーで!
田舎暮らし移住をする人におすすめしたい再就職までの流れ
せっかく田舎に引っ越したんだから少しのんびりしたいと思いませんか?畑を作ったり、庭の草刈りをしたり、古い家ならセルフDIYでリフォームするのもいいですよね。
でも、仕事も決めずにのんびり田舎暮らしをするのは不安しかないです。そこで提案したいのが
「再就職のメドをつけつつ、田舎へ移住→失業保険をもらいきってからの再就職」です。
簡単にフローで説明しますね。
転職エージェントに複数登録しておくメリットとは?
おすすめは複数の転職エージェントに登録しておく方法。
転職エージェントとは「リクルート」や「DODA」のような転職をサポートしてくれる会社のこと。
無料で多数の求人情報を紹介してくれたり、就職したい企業へ推薦してくれたり、面接の練習や履歴書の書き方、転職に関することをまるっとサポートしてくれる力強い存在です。
ハローワークで探していると30代はまだ再就職しやすいですが、40後半~50代となると年齢制限に引っかかることも多くなります。
求人一つ一つの年齢制限を自分で確認していくのはとても大変だし、心が折れますよね・・・。転職エージェントなら年齢に合った好条件の仕事を優先的に提案してくれるので、効率よく仕事を選ぶことができるんのです。
余談ですが転職エージェントがどんなに懇切丁寧に仕事を紹介してくれたとしてもお金を請求されることはありません。
それは転職が決まればあなたの年収の約30%が転職エージェントに支払われるためです。
ポイントは地方にも強い転職エージェントに登録することです。大手で全国展開しているところなら変な求人を案内されることはまずありません。
それと複数の転職エージェントに登録をおすすめするのは以下の3つが理由です。
- 求人情報を数多く集められる
- 求人条件の比較ができる
- 無料セミナーを多く受けられる
田舎だからこそ、一つでも多く求人を多くチェックしたいですよね。また同じ求人でも転職エージェントによって多少条件が変わってくることもあるため、少しでも条件のいい方で就職活動するためです。
そして無料セミナーを受けることは「求職活動をしている証明」になります。
失業保険の給付を受けるためには求職活動をしている証明を提示しなくてはなりません。ハローワークで就業相談をするのもいいですが、ハローワークでは少しでも早く就職をさせるためにすぐに企業に連絡し、面談をするセッティングされがちです。
失業保険をもらいつつ、ちょっとのんびりしたいのであれば、ハローワークで求職活動をするよりは転職エージェントの無料セミナーや求人情報の問い合わせ、相談などを求職実績として提出する方が安心です。
田舎へ移住を考えた時点で3つくらいは転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。
いざ本気で就職をしようとした場合でも、転職エージェントでのお仕事探しはアドバイスをもらいながら自分にぴったりの求人を紹介してもらえるので安心です。
私自身も安曇野では3つの転職サイト(エージェント)に登録していましたが、条件のよい求人が出ると電話やメールで「どうですか?」と紹介してくれました。自営業がうまくいかなかったら再就職できるという安心感がありましたね。
→田舎に強い!最低でもコレだけは登録しておきたい3つの転職エージェントはこちら
起業したいなら
「都会ではサラリーマンだったけど、田舎に住んだら美味しいコーヒーを淹れるカフェを経営したい」なんて夢がある方もいらっしゃると思います。
田舎の中には、起業を応援してくれる自治体も少なくありません。どのような形かというと「助成金」です。お店開店資金を半額出してくれたり、中には企画書が通れば100万円をぽんと用意してくれる自治体もあります。
地方は家賃相場が低いため、お店を持つ際でも費用負担が軽くなるのもメリットです。
起業を考えるのであれば、JOINの起業支援などを参考にしながら移住先を再検討してみるのもおすすめですよ。
ただし、自営業をする場合は国保(国民健康保険)に切り替わります。この金額が自治体によって全然違うので気を付けてくださいね。
関連記事国保の保険料は自治体で格差アリ!「田舎で自営業」なら必ずチェック!
他にもクラウドファンディングを使って資金を集めて起業するやり方も一部の田舎移住者の間で流行っているみたいですが、クラウドファンディング事業については私自身が詳しくないのと、出資する人との間でトラブルが相次いだニュースもあったので、ここでの紹介は控えさせて頂きますm(__)m
林業・農業・狩猟など新しい分野に挑戦もアリ
移住先によっては林業や農業、シカやイノシシなどの害獣駆除として猟師育成に力を入れている自治体もあります。積極的に一次産業系に就職をしたい、または将来的に農家として独立したい方などは希望地域の自治体窓口に問い合わせをしてみるのもおすすめです。
地域が決まっていなければ、あぐりナビや農家のおしごとなどから探すのもおすすめです。
ちなみに田舎に移住したら=農業や林業しか仕事がない!と思っている方もいますがそんなことはありません。最近は田舎発のベンチャー企業もたくさんあります。
関連記事【田舎暮らしの仕事事情】田舎暮らし=農業、ってことは全然ないです
有名なイケハヤさんは田舎でビジネスを提唱する第一人者とも言えそうです。
イケハヤ節のきいたTwitterは大変見ごたえがありますよ(笑)
【ぜんぜん勉強しない人を狙った搾取まとめ】
・パチンコ
・宝くじ
・リボ払い
・カードローン
・大手通信キャリア(docomoなど)
・Fラン大学、低レベル専門学校
・起業塾
・高額情報商材
・ブラック企業
・がん保険
・独身なのに生命保険
・銀行が売る金融商品
・35年ローンまだあるかな?
? イケハヤ@ブログ月商500万 (@IHayato) 2018年9月11日
フランチャイズで開業する人も
都会ではフランチャイズはどこの地域も競合がいてなかなか始められないという方も、地方ならばまだまだブルーオーシャン。
フランチャイズの場合、ある程度自己資金が必要になるものの、ノウハウは全て教えてもらえます。
イチからビジネスを立ち上げるのは怖いけど、ある程度自由に働きたいという方なら一度セミナーに参加したり、資料を取り寄せてみるのもいいかもしれませんね。
私自身はおそ〇じ本〇をやろうとしたことがあります!
でも、計算してもらった結果、夫婦二人で月20日働いて初年度は月30万円と聞いてやめました。そこから先、収益を増やせるかどうかは腕次第と言われて急に不安に・・・。
関連記事本当にネック?田舎暮らしだからこそやりたい仕事5選とは?
いきなり自給自足は絶対にやめた方がいい
このサイトを通して田舎に移住したい方から連絡を頂くことがありますが、意外と多いのが「お金がないまま田舎に住みたいから自給自足します」というもの。
自給自足・・・ムリです。
例えば、畑と田んぼを作って野菜と米は確保できたとします。
ついでに空き家バンクを通じで、0円物件を入手したとしますね。
お肉は?
調味料は?
電気・ガス・水道は?
移動手段は?
住民税、健康保険、年金は?
こう考えると、自給自足は安易にできるものではありません。
ただ、生活コストを最低限に抑えることは出来ると思います。ミニマリストのように物を買わないもたない生活ならば案外月5万円以内で生活できる環境を構築できる可能性はあります。
でも最初から「0円生活」を目指して田舎移住を計画することだけはおすすめしません。田舎暮らしは計画的に行きましょう!
安曇野時代、自給自足を目指して穂高の山奥に住んだご家族が半年で元いた場所に戻っていきましたよ…。